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  • 執筆者の写真2019年度CSOラーニング関東Bチーム

木材の購入について考えてみましょう!!

今回の記事を担当します、都築です!

私は、JUON NETWORKでインターンシップをしています。JUON NETWORK は、自然と向き合う知恵と技を学び伝える場を提供し、都市と農山漁村の循環と世代をこえた人々のつながりを取り戻す活動を通じて、持続可能な社会の実現をめざしています。

ということで、今回は、私のインターン先で関わりのある森林と絡めた、木材購入について扱っていこう思います。


1980年代から1990年代にかけて森林破壊が世界的な問題なったのはご存知でしょうか?

そこで、環境にやさしいものを購入する動きがみられ、1993年に、FSCⓇ認証制度ができました。

FSCとは、木材を生産する森林と、その森林から切り出された木材の流通や加工のプロセスを認証する国際機関です。

環境保全に配慮し、地域の社会的な利益にかない、継続可能な形で生産された木材に与えられます。消費者はこのFSCのマークが入った製品を買うことで、世界の森林保全を間接的に応援できます。。

では、どのような製品にFSCのマークが付くのでしょうか?

それは、10の原則と56の基準によって決まります!!

その内容を詳しく見てみましょう!

原則1: 法令遵守について(法律や国際的な取り決めの順守を規定)

原則2: 森林の所有権と利用権について

原則3: 先住民の権利について

原則4: 地域社会への貢献や森林で働く人々の権利の順守と実践について

原則5: 経済的な評価について(森林からより多くの価値を生み出し、持続的な森林経営を強化するため)

原則6: 環境面について(生物多様性の保全、化学物質利用による影響などを評価しているる)

原則7: 森林計画について(森林計画の有無や計画の内容を評価している)

原則8: 森林計画の実行に対する評価

原則9: 保護価値の高い森林の保護

原則10: 人工林を自然の形に近い状態にするよう管理することへの努力について


このように、FSCⓇ認証認証制度は、環境や地域社会に配慮などを評価しています。

つまり、FSCのロゴマークの付いた製品は「環境配慮型の商品」です。


FSC認証取得を目指す企業にとってはFSC規格は複雑ではありますが、森林管理や製造フローを整理することができ、業務改革や改善につながった企業もあるそうです。

そして、わたしたちは、木材製品や紙製品を購入する時に、FSCのロゴマークの付いたものを選ぶことで、林業者を支援することができ、森林保全に貢献することになります。

皆さんもぜひ購入してみましょう!!

【参考】

https://www.wwf.or.jp/activities/basicinfo/3547.html

山本良一、中原秀樹(2012)『エシカル購入』環境新聞社

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